12月1日(水)、姫路市文化センター小ホールで、姫路福祉保育専門学校 創立20周年記念講演会が開催されました。
講師はチベット出身の歌手、バイマーヤンジンさん。
とってもキレイな方でオシャレ!関西弁まじりの話も興味深くておもしろく、そして何より、どこから発しているのかと思うくらい響き渡る歌声。圧倒されました(*_*)
私服で会場に入ってこられたときには「え??ヤンジンさん??」って感じで、日本人と全然見分けつかなくて、民族衣装に着替えられて初めて、あ〜チベットの方なんやぁ〜って。
私は当日ヤンジンさんの案内係を仰せつかっていたので、楽屋で発声練習をされている様子や、マイクテストで歌われていた赤とんぼを間近で聴くことができて、感激でした(≧∇≦)キャー♪(写真:ひめふくの理事長&ヤンジンさん)
話の内容も、ヤンジンさんがチベットの田舎(?)から四川音楽大学に入り、そして現在のご主人と運命的に出会い、何もわからない日本に来てからの珍道中。
あっっ!と失礼(^_^;)
私たち日本人は、チベットの人たちに比べると生まれたときから恵まれた環境に暮らし、何不自由なくあたりまえのように進学し、就職していく。
今は経済的にも就職するにも大変な時代だけれど、ひめふくの学生たちは介護福祉士や保育士という専門職に就くために勉強し、人手不足の介護業界では求人情報には困らない。
親兄弟のために死に物狂いで勉強するなんて思ったことのない私たちは、心が弱く、ガマンするということもできにくくなってて、本当にこれでいいのかな〜と考えさせられました。
ヤンジンさんの体験から、介護福祉士や保育士というのは、これからの日本を支えていくうえでとっても大切な仕事であるということ、誇りを持ってがんばってほしいというメッセージ、学生たちの心に深く刻まれていることでしょう。
2年生の学生たちは来週の土曜日(11日)〜8日間、海外研修旅行にでかけます。
タイの首都バンコクはかなり都会だけれど、北部のチェンマイ・チェンライの山岳民族の小学校を訪ねるとまだまだ貧しい。
私も数年前に学生と一緒にタイに行ったんだけれど、そのときに橋を渡って国境を越えミャンマーに入国した瞬間に空気が一変し、さらに貧しい国だということを感じた体験が忘れられません。
ヤンジンさんの話を聴いたあとでのタイ訪問。チベットよりは便利な国に行くのだけれど、ヤンジンさんの話を少しでも実際に体験できるとっても貴重な8日間になると思います。
当日は、ひめふくを退職されたなつかしい先生方や卒業生、ご来賓の方々、ご多用にも関わらず出席くださった皆様、ありがとうございました。
そして、本当にすばらしいお話をしてくださったヤンジンさん、ありがとうございました。とてもいいご縁をいただき、感謝です。
また、お会いできる日を楽しみにしています♪